和食もメニュー表記は多言語で?

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このコラムをご覧頂いている方々にサービス業に携わっておられる方も多く居られます。食文化を担われるレストラン・料亭・居酒屋・食堂などの分野も、程度の差こそあれ人手不足のお悩みはあるのではないでしょうか?消費税の10%への引き上げを来年に控えて、メニューの衣替えをご検討のところもおありかと思います。どうせなら料金表示の変更だけでなく、そのレシピの素晴らしさを簡潔な表現で外国の方にも理解してもらいたいものですね。

観光目的で来日される外国の方々にとって、日本に旅する魅力の一つに食事があります。「ユネスコ無形文化遺産」にも選ばれた和食(日本食)の「本物」を味わいたいと、私なども来日する友人達から懇願されます。

そこで、私が推薦できる店などに連れて行くわけですが、彼らは材料やレジピまで結構煩く質問してくるので、日本語のメニューしかない店では私はひたすら通訳です。しかも、お酒を飲みながらの私の通訳で「果たして今の自分の説明で、おやじさんのこの料理に込めた気持ちまで伝わっただろうか?」と不安にもなります。プロの翻訳家(メニューの表現に素晴らしい感性を発揮する翻訳家は存在します!)が簡潔に表現した外国語の表記がメニューに載っていたら、私ももう少し自分の食事が楽しめるのですが。

一方でそんな努力としても、2020年の東京オリンピック・パラリンピックが終了したら、このインバウンド需要も尻すぼみになってしまうのではないか?とご心配されるお声も伺います。

その点については、翻訳をご依頼いただいたレストランさんや企業さんに数多くお伺いする中で、大丈夫だなと思える根拠をいくつか気づかせて頂きました。

その際たるものは、人間は一度知ってしまった美味をすっかり忘れる事は無いと言う本能の理です。

昔の話で恐縮ですが、日本のバブル期にそれまで日本では然程大衆化していなかったイタリアンや北欧料理などのレストランが一気に我々の身近になりました。それと同時にそれぞれの本場でも食べたいと言う欲望が湧き、南欧へ北欧へと日本人の欧州旅行も多様化しました。(当時は日本の「しゃれた」レストランはお高く、本場の方がリーズナブルであったと言う「発見」もありましたが)。

今、来日されている外国の方々も、一度知った和食の美味しさを忘れることは無いでしょう。今後、最低でも英語、中国語(簡体字/繁体字)韓国語などはメニューに載せて行くことが半ば常識なっていくのでないか?と思います。格調高い料亭さんから、行列ができるラーメン店さんまで、外国人が心理的壁の高さを感じないで入れるお店が増えたら嬉しいと思います。もちろん、郷に入っては郷に従えで、それぞれのお店でのルールやマナーは国内外を問わずお客様に守って頂く事は言うまでもありません。

 

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