ペルシャ(イラン)と日本のつながり

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出入国管理法等改正などの国会審議が佳境ですが、「外国人労働力」とか「移民」と言うキーワードに関心が集まっている様子ですね。インドネシアなどイスラム教が盛んな国々からも貴重な労働力として日本に来てくれる人たちがいますが、日本で中古車の取引に従事するイランの方々が多いというのは都市伝説でしょうか?

イスラム教の信者の方たちを一般的にアラビア語で「ムスリム(女性はムスリマ)」と言いますね。イランでのイスラム原理主義の革命や、紛争地域での自爆テロなどの報道から、なにやら過激な人たちではないか?と言う印象を持たれる方も多いと思います。しかし歴史的にはオスマントルコ帝国の例に見られるように、ムスリムは征服地の他宗教信徒に改宗を強要したりしない(税金を払ってくれ、且つ政治的な活動をしなければ、共存OKと言うスタンス)穏健な人たちの様です。

 

そしてこれも望外な事ですが、日本人に対する印象は総じて好意的であるようなのです。理由は以下のような事が挙げられています。

1)19世紀から20世紀に掛けて欧州列強に植民地にされていた国々が多く、欧州の大国ロシアを明治日本が日露戦争で破った事に、敬意を払う国が多い。

2)特にイランでは出光佐三さんの人気が高い。小説「海賊と呼ばれた男」で日本でも再び人気になりましたが、イランが1958年に石油を国有化し英国と係争、欧米からスポイルされた時に、タンカー日章丸でガソリンと軽油を買い付けにアバダンに来た出光氏は当地でも英雄です。

 

さて、そのイランですが古の帝国ペルシャとほぼその版図が重なり、言語もペルシャ語です。ここは翻訳会社らしく日本語なったペルシャ語をいくつかご紹介します。

1.バザール

フランス語のバザーからの外来語ですが、その抑々はペルシャ語で「市場」を意味するバザールに由来します。友人が旅行中にテヘランの市場(バザール)でお土産を物色していたら「バザールでござーる。」と言われたとか。NECの昔のCMのフレーズです。日本製品はイランでも人気がありますからね。

2.カーキ色

軍服などに良く採用されるこの色、英語で「カーキ(khaki)」と言ってますが、インドのヒンディー語の「土埃色」から来ており、更にそれはペルシャ語の「土埃」に由来します。

3.フルーツ・ポンチ

フルーツポンチのポンチはペルシャ語の数字の5を表すパンジュが語源という説が有力です。レモンなんかもそうですが、ペルシャ語→ヒンディー語→欧米言語と言う伝わり方が多い様です。

4.ちゃらんぽらん

ペルシャ語のたわごとを意味するcharand parand(本来はペルシャ文字表記ですが、読めないのでアルファベット表記にしています)から生まれたとの説があります。

探せばまだまだあるでしょう。

 

労働者として迎えるには食事の「ハラール」とか、1日何回も決まった時間に行う礼拝とか、断食の習慣とか、難しい側面もあるムスリムの方々ですが、折角日本で働きたいと言って来てくれるならば、犯罪や違法行為を行わない限りは、温かく迎えて共存共益してきたいものです。日本で労働力が絶対的に不足しているのは事実ですから。

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