持続可能な開発目標=SDGs(Sustainable Development Goals)(10)

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このブログ、「こちら外国人労働者の人事部 はじめて外国人労働者を受入れる人事部のためのブログ」はどうしたら外国人労働者の人たちが「安全に」、「心地よく」働けるか?のソリューションを探っていく企画です。それが達成されれば、我田引水かも知れませんが、SDGsの17の目標の内の複数の目標を達成したと認識され、達成された企業のCSR的にも国内外から大きな評価を頂けると思います。

今回も㈱レスポンスアビリティ(https://www.google.co.jp/)の足立直樹代表のメルマガからの記事を転載させて頂きます。今年は日本列島も自然災害に遭遇したケースが例年より多かったように思います。特に台風や水害が、これまでの私たちの想定を超える規模で発生したと言う印象です。

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今回のメールマガジンではこれからの水害にどう備えるかということをあえて書かせていただきたいと思います。

というのも、今回のような水害が今後さらに繰り返し起きたり、場合によってはより大きな規模で起きることは残念ながら否定できないからです。もちろんその理由は気候変動です。

史上初とか、この百年間で初めてというような大規模な豪雨や洪水は、今や世界中で起きています。日本でも有名な2005年のハリケーン・カトリーナや、2013年の台風ハイエンだけでなく、欧州やロシアなど、多くの地域で大規模な洪水が発生しています。

もちろん地域によってその規模や頻度は異なりますが、日本では多数の死者を出すような洪水がこれまでほとんど起きなかったことは、とても幸運だったと言うべきなのかしれません。ただ、不吉なことを言うようで本当に申し訳ないのですが、今後はこうした被害はさらに繰り返す、しかも規模は拡大する、そういうワースト・シナリオを考えておくことが重要でしょう。

もう一つ今回感じたことは、報道の温度差です。当初、被害の全貌がなかなか掴めなかったからということもあるかもしれませんが、被害を受けたり、あるいは被害を受ける可能性が高い地域とそれ以外の地域、特に東京との温度差は大きかったように思います。

山間地域や都市から離れた場所では、完全に孤立してしまい避難すらできないのに、救助の手が届かないばかりか、孤立している情報すらなかなか伝わらないという状況があったようです。取り残された住民の方々のお気持ちを想像するだに辛い気持ちになります。

今後このような災害がしばしば起きるようになったり、また地理的にもどこで起きてもおかしくないことを考えれば、備えをさらに増強しなくてはいけないのは明らかです。

しかし、だからと言って堤防をさらに高くするといった、ハードで無理やり抑え込むような対策はうまくいかないでしょう。頻度と規模が増すことを考えると、ハードはそれを上回る形で増強する必要がありますが、それがより自然を傷つけますし、人口が減少に転じている中ではそもそも財政的にも困難だからです。

むしろある程度こうした洪水が起きることを前提とした街づくりや再開発、そして自然の再生能力を活かした治水システムが役立つのではないでしょうか。

考えてみれば、これは昔は普通に行なわれていたことです。後背湿地は水田などに利用し、家は川から離れた標高も高いところに建てる。それがかつての常識だったはずです。しかし、人口が増えるにつれ、そして少し以前までの規模の災害であれば土木技術でなんとか抑え込めるようになったこともあり、昔であったら考えられないような場所まで宅地にして、私たちは安全のためのバッファーを減らしてしまったのです。

関係者の方からはお前ごときにそんなことを言われたくないと怒られそうですが、私も一時期参加させていただいていた次世代システム研究会では、そこまで考えた百年、二百年のタイムスパンでの持続可能な街、特にインフラのあり方を研究していました。幸い住宅については福田政権の「200年住宅ビジョン」にその考え方が反映されたのですが、都市計画についてはまだあまり具体化されていません。

同様の考え方は東日本大震災以降少し注目され、「グリーンインフラ」や「レジリエンス」という言葉も目にするようになってきました。しかし、まだまだグレーインフラで無理やり抑え込もうとするような旧来のやり方が多いように思います。

けれども旧来のハード重視のやり方は財政的にもそうスムーズには進みそうにありませんし、今回の水害でもそうであったように、地方は後回しにされがちです。であれば、自分たちの地域を自分たちの手で守るためにはどうするのか。しっかり考えて知恵でカバーした方が現実的なのではないでしょうか。

今回の被害をどう救済するかということはもちろん最重要かつ緊急の課題ですが、それに加えて、天災そのものは防げなくても、被害を最小限にできるような街づくりを考え行動すること。このことが持続可能な街づくりの大切な要素であることを改めて肝に銘じたいと思います。

そしてもちろん、これは私たち全員の課題です。今回、被害にあわれた多くの方々が「まさか」という思いだったと思います。同じような災害は、日本中どこでも起こり得るのです。絶対に安全な場所などないのですから。

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