うなずくだけじゃあ…

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地元のスポーツクラブで知り合ったインド人のAtulさんが先週末に母国に帰国しました。インドのある都市の商工会議所から東京駐在員として赴任し、1年半を過ごしたところでした。私事で恐縮ですが、彼から指摘された私にとってちょっと耳の痛い話を報告します

 

 

Atulさんは帰国後、今度は中国に赴任するそうです。少しショックだったのは、そのインドのある都市の商工会議所は、これまで10年以上も続いていた東京駐在を廃止して、既に沿海部を中心に何カ所か駐在拠点のある中国に、更に拠点を増やすべく、今度は蘇州に彼を新たに駐在させると聞いた事です。
縮小する日本経済が見放され、中国の内陸部の工業都市(蘇州は観光都市と言うイメージが日本では強いですが、立派な工業都市でもあるのです!)へ、と言う世の中の流れか?これからも日本は世界との関わりが減り、内向きになってしまうのか?と心配になりました。

Atulさんに1年半の日本の印象を伺ってみたところ、「日本は美しい国で人々も優しく勤勉であると聞いていたが、1年半の滞在で私もその思いをより強くしました。」と嬉しい賛辞を頂きました。
但し、スポーツクラブの男性更衣室で会う我々については苦言を頂きました。日常会話として日本語が満足に使えないAtulさんにとって、基礎知識として多少なりとも英語が分かる我々オジサン達とはもっと話したかったそうです。ところが、我々の仲間は、団塊の世代など既にリタイヤした年配者が多く、「男は寡黙を以って良しとする」と言う昭和世代の美徳観もあってか、日本語であってもあまりおしゃべりはしません。Atulさんにしてみれば、彼のゆっくりと話す英語を聞いて、多少は理解はできている様子の我々も、うなずくばかりでレスポンスの会話が無く、良好なコミュニケーションを図れたとは言えなかった様です。Atulさんにとって少し居心地の悪い「a nodding acquaintanceship=うなずいてばかりで言葉のやり取りが無い関係」だったと残念がっていました。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて日本に来られる外国人が急激に増えています。彼らにまで「日本人は皆良い人だと思うけど、もっと会話をしたい。」と言われないように、我々オジサンは暫し、理想とする高倉健さんの事は脇に置いておいて、ニコヤカに「Welcome to Japan ! May I help you ?」と話しかけてみるべきかも知れません。とかく会話が減って寂しい老後になると心配されている我々の生活が、大きく変わるかも知れません!

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