広がる外国人技能実習生のニーズ(2)

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我々が「外国人技能実習生」と聞いて、まず思い浮かべるのは工場でのオペレーションだと思います。

しかし、日本における有効求人倍率の高止まりによる、労働力の売り手市場が続く中では、それ以外にもあらゆる職場や現場で、頼れる働き手としての「外国人技能実習生」のニーズが高まっています。これから数回に分けてそれぞれの現場の現状をレポートします。

 

<農業の現場では>

  • 農業現場での外国人技能実習生は女性がほとんど

農業に従事する外国人技能実習生は、工場の機械操作の現場と違い女性がほとんどです。その作業はコンベアで運ばれてくる農産物の選別(腐っている物などを取り除く)や、夏場の雑草取りなどの単純作業が多いようです。マイクロバスにて数十人規模で畑を移動して作業する様子は古い洋画の一場面を見る思いです。年齢的には20~30歳代の女性が多く、母国に子供を残して来日している人もいるとの事です。指導役(チューター)は先に来日した人や、同じ国の大学生研究生などが当たっています。

選別作業などは将来、精度の高いAIにとって代わられるかも知れませんが、草取りなどは農産物の芽と雑草の識別はやはり人間の目の方が確からしく、まだまだ外国人技能実習生に掛ける期待は大きいようです。

  • 中国人からベトナム人へのシフトが進んでいる

長崎ではまだ中国人が多いが、青森の大規模生産農場などではベトナム人へのシフトが進んでいると聞きます。中国人の方が体は大きく、力があり農作業には向いているのですが、近年の彼らの労働コストは上昇しており、一方でベトナム人の勤勉さ・協調性が評価されシフトが進んでいる様子です。青森の農場の代表は来年度の実習生採用の為、これからベトナムへ面接に行くとの事。採用は1年がかりなのです。

  • 農業の外国人技能実習生の来日期間が多くは1年未満と短いのは?

農閑期に仕事もないのに雇い続けて給料を払えるほど日本の農業事業者も楽ではない様です。実習生は農繁期の数か月で実習期間を終了し、2-3年目の為の第二号技能実習の標準審査を受ける事も無く帰国している場合が多いようです。1年未満でも女性の出稼ぎとしは良い収入を得られる為か、数十人、時には百人以上の規模で毎年実習生が雇用され1年未満で帰国していく。農業事業者からは彼らの再研修・再入国を認める制度の充実を求める声が以前から上がっています。

 

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